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若々しく歳を重ねる工夫と長生きの秘訣とは

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人同様猫にも高齢化の時代が訪れました。
今日は、若々しく歳を重ねるためのちょっとした工夫と長生きの秘訣という意味で高齢猫との暮らし方のポイントを少しまとめたいと思います。

まずは若々しく歳を重ねるために大事な事、これは一にも二にも運動をすることにあります。
人とまったく同じことです。
運動が大事なことは、人のように肥満にならないためにという意味合いもありますが、それよりも大切な意味が猫本来の狩猟、捕食本能を満足させてあげることにあります。
猫は肉食動物ですから、家庭猫になった今でも多くの野生の本能を残している状態です。
運動をして遊ぶことは、本能を刺激し、脳自体に良い働きかけがあり、刺激不足になりがちな日常のストレスを減らして幸せな気持ちにしてくれます。
運動させる、いわゆる遊ばせる時は、コミュニケーションを兼ねておもちゃで飼い主も一緒に遊びましょう。
獲物のように素早くおもちゃを動かしたりして、猫の好みに合わせて遊び方を工夫しましょう。
例えばネズミのおもちゃ一つにしても、白いネズミが好きな猫とグレーのネズミが好きな猫、赤と黄色のありえないネズミが好きな猫とその好みは様々です。
是非、ご自身の愛猫さんの好みを探してみて下さい。
また猫はいくつになってもハンターですから、高齢猫も無理をしない範囲で適度に遊んであげましょう。
ただし、おもちゃをあやまって食べてしまうこともありますので、遊ばせないときはおもちゃは全部しまいましょう。
おもちゃを飽きさせないためにもおもちゃを片付けておくことは効果がありますので、メリハリをつける意味でも遊ばせないときは片付けることをお勧めします。

若々しく歳を重ねるために・・・
水分を十分に与えることをお勧めします。
猫はもともと砂漠出身ですから、犬のようにたくさん水を飲みません。
高齢になると腎臓の機能不全のリスクも高まってまいりますので、日ごろからたくさんの水を飲めるよう工夫してみましょう。
猫はこだわりの動物ですから、その猫その猫でお気に入りの入れ物、場所、タイミングが違います。
一般的に多いタイプとして、陶器製の入れ物に並々注いだぬるま湯で朝一に飲むのが多いパターン、ですから私は起床したら、着替える前に全ての水入れをぬるま湯にしてあげることが日課です。怠ると猫に怒られます(笑)
また金魚鉢のような入れ物を好む猫、おちょこのような入れ物を好む猫などさまざまですから、これもまた遊びと同様好みを見つけてみて下さい。
猫は喉が渇いても近くに水入れがないと我慢することがありますので、水入れは家の中のいろいろな場所に置いておきましょう。
飲み水が美味しくなる陶器の水入れなども販売され、当院にて入手可能ですのでご興味ある方はそちらもぜひお試しください。

そして、毎日の暮らしの中での触れ合いと観察も猫と生活するうえで重要なことです。
動作や排泄物、排尿の様子や、体に触ってしこりや異常がないか、毎日の暮らしの中での愛猫を観察しましょう。
病気の予防、早期発見、早期治療につながります。
猫は体に触れられることが苦手です。日々の触れ合いで、体に触っても大丈夫な子になりますので、子猫の頃から慣れさせることが大事です。無理のない範囲で触れ合ってみましょう。

若々しく歳を重ねるための工夫、まとめてみますと、よく遊びよく水を飲み、飼い主様と触れ合うことになります。
付属としては良質な食べ物を適度に食べることももちろん重要です。
目新しい情報はないかもしれませんが、改めて愛猫の日々の暮らしを観察してみるきっかけになりましたら幸いです。

高齢猫との暮らし方のポイント、長生きの秘訣は長くなりましたのでまた次回にまとめてみたいと思います。

息抜きの写真タイム
写真下は私の愛猫、16歳くらいかな?
生き字引のような猫で私にいろいろな事を教えてくれます。
写真上は我が家のシニア組16歳、12歳、11歳、10歳の男組。
血も生まれもまったく無関係ない猫たちですが、仲良くやってます。
この子達からみられるシニアの生活のポイントもまた次回にご紹介できれば。

布団が猫に乗っ取られる冬の毎日、寒さに負けないように飼い主様も元気にお過ごしください。

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猫と箱のお話

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猫は言わずと知れた箱もの(入れ物)好きです。
 
猫を短時間でたくさん集める方法として、箱をたくさん並べるといいと言われるほど猫は箱もの好きですが、何故好きなのかを改めて考えて見ようと思います。

犬は長い歴史の中で、人間に馴化され、人間と暮らすことに適応化してきた動物です。人と同様に穀物主体でも生きていけるように雑食動物になったのもそのためです。
一方猫は、その美しさ、愛らしさから王国の中で観賞用として一緒に過ごすことになっても、まだネズミを狩る為に飼われるようになったとしても決して野生を捨てようとはしませんでした。
現在も肉食動物として他の動物よりも多くのタンパク質を必要するのはそのためです。
ですから、猫はより多くの野生的性質を残している動物と言えるでしょう。
ずばり箱に入るのもその野生の習性、いわば本能に準じていると考えていいと思います。
つまり、獲物に見つからずに安心して身を隠すことができ、かつ獲物を捕らえるために身をひそめることもできる箱は猫にとっては万能アイテムということになるのです。
適度な暗さも確保でき、安心して眠ることができる箱は睡眠用にも最適、猫が箱に入って休む、寝るということは、猫にとっては自然な行動になるわけです。

とはいえ写真一番上の人、身体が出過ぎ、写真真ん中のは休憩中でしょうか?下2枚の人々はぐっすり安眠中、このように箱の入り方、箱の好み、そして箱ブームもあり、猫が好む箱はその時その時で様々です。

皆様の愛猫さんはどのような箱を好みますか?

いまだに猫は不思議にあふれた動物と言われています。
謎めいた特性が科学的に解明されようとされています。

いつの日か箱に入る理由も新事実が出てくるかもしれません。
解明しても解明しても、次から次から疑問が生じてくる猫の特性は、猫の最大の魅力と言えるでしょう。
猫が喉をごろごろ鳴らす技術だっていまだ解明されてませんし、猫がなぜ食器の周りをカリカリするかってことも分かるようで分かっていません。

今年も猫の未来がより明るくなりますように、そして皆様にとってもよりよい一年になりますようにお祈り申し上げます。
本年もよろしくお願い致します。





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