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猫の毛球(ヘアボール)のお話

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今年も猫界大イベント春の換毛期が始まりました~。
7匹の大所帯でくらす我が家2月に入ってから薄々気づいていたものの近頃の抜け毛量のすごさが季節到来を決定づけました。

そこで毛球のお話をしたいと思います。

猫が独特の舌のザラザラを活かして全身の毛づくろいをするグルーミングは猫にとってはとても大事なお仕事です。
神経質でかつ慎重な猫は、絶えず自分の匂いを全身にまぶしておくために、また換毛のために、そして自分自身の気持ちを落ち着かせるためにグルーミングを行います。
グルーミングを行うことでそれなりに自分の毛を食べてしまうことになるのですが、その毛の行く末として、排便とともに出す、時々嘔吐してまとめて出す、どうにもならず毛の塊いわゆる毛球として胃のなかにとどめるという形になります。
一番ベストな方法は、排便として出すことですし、一番負担な方法は胃にため込むことになります。
胃にため込むと、食欲がなくなったり、毛玉を出せずに嘔吐を何回もしたりと病気の原因にもなりえます。
この毛球ヘアボールがたまりやすいかどうかは個々異なるものですから、たまりやすい体質の猫は食物繊維が多いヘアボールケアの性質が高いフードを選ばれることをお勧めします。

また、猫はストレスを感じると過度にグルーミングをすることが知られていますので、ストレス対策も大事ですし、明らかな換毛期が始まった暁には、特に長毛猫はブラッシングをしてあげて抜け毛除去のお手伝いをしてあげることが大切です。

この機会にご自宅の猫の抜け毛の状況、毛玉の嘔吐率(月に2回くらいは許容範囲)、便の中の毛量などのチェックをしてみて下さい。

ここでヘアボール選手権を開催したいと思います。
見事一位になったのが写真の長毛猫さんです。
我が家の愛猫ですが、半端ない抜け毛、ふかふかな毛質、過度なキレイ好きなため念入りなグルーミングなどが相まって堂々ぶっちぎりの一位を獲得しました。
先週毛玉嘔吐率のj上昇が認められたため、シャーシャー怒られながらブラッシングをしてスーパーの袋1袋分抜きました。
それでもまだまだ抜け毛がたんまり、換毛期のゴールはまだまだです。

気になるあの人の順位は・・・
病院看板猫なっちゃん グルーミングをしたことがないので圏外(笑)
同じく看板猫はるくん 三本足のためにグルーミングができないのでこれまた圏外

なっちゃん、まったくキレイ好きじゃないんです。神経質でもないんです。
水を飲んでも口の周りビシャビシャだし、朝起きても顔洗わないので目ヤニはたんまりだし、毛づくろいなんて見たことない珍しい猫なんです。
ですから生まれてこのかた毛玉を嘔吐したことない!それでいいのかなつみちゃん!

はるくんはキレイ好き男子ですが、いたしかたない事情により圏外です。
まあ二人とも抜け毛が少ないタイプですから時々のブラッシング程度で問題は起きていません。

皆様もこれから本格的なシーズンになる換毛期を上手に乗り切って下さいね。


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猫は本当に外に出たいの?

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今日は猫がなぜ外を見るのかについてあらためて考えてみます。
室内のみで暮らす猫がお外を見ていると、やはりお外に出たいのかしらと感じる方がおられると思いますが、行動学の本を読んでみるとそうでもないという記載がありました。

まず、猫が室内のみで暮らすことには様々な意見があると思います。
どちらが正しいということはないと思いますが、獣医師として申し上げるとすれば、交通事故、伝染病などの危険性を減らせることから、より長生きが期待できるのは室内のみの猫だろうと考えています。
ですから、私自身は現在室内のみの猫7人とともに暮らしています。
(7人という数はちょっと多すぎますというお話はまた後日)

海外の行動学の専門家が述べていたことは、猫がお外を見るのはお仕事であることがほとんどということで、だいたい生後1歳近くなるとお外を見ることが多くなるそうです。
猫の1歳は人でいう18歳くらいに相当しますから、仕事はじめとしてはうなずける年齢です。
国内の行動学の専門家も同じ意見が多く、動くものを見て、監視しているらしいというの大方の見方です。

ですから、お外ばかり見ているから、お外に行きたいのだろうと可哀そうに思う必要はなく、室内で十分遊ぶことができていれば、十分運動量は足りていると思いますし、一度お外の世界を知ってしまうと、出たがるのを止めることはできなくなりますので、お外に出すがどうかは最初によく考えて結論を出して頂くことが肝心だと思います。

我が家のお外みる事情ですが、7人にいて、熱心にお外番のお仕事している猫が現在1人、過去に熱心に仕事していたがご隠居されたのが2人、外に関心がないのが1人、お客さんの接待を仕事としているのが1人、末っ子だから仕事しなくていいと思っているのが双子の2人という状況です。

現在1人の猫が時に昼夜問わずお外番のお仕事していますが、きっと猫の社会って役割みたいなものがあるんだろうなぁとしみじみ感じ、あまり邪魔をしないようにしています。

猫は単独を好み、自分勝手であると思われがちですが、社会性があり、猫同士認識し、コミュニケーションをとる動物と言えます。

社会性、コミュニケーション、複数での同居などのお話はまた長くなりますのでまた後日、今日はこの辺でお別れです。

猫の肥満対策最新情報

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先日、猫の栄養学で権威のあるアメリカの先生が提言された新しい肥満対策について、お知らせします。

アメリカでは最近猫の肥満が大きな問題となっています。
教科書的には摂取カロリーを減らして運動せよと書いてありますが、これは人同様、猫でもなかなか実行困難なお話です。
そこでアメリカの先生は摂取カロリーは変えずに運動量を多くする方法を実験結果をもとに述べられました。
同氏は、猫に一日分の食事を1~4回に分けて食べさせ、その間の行動パターンを首につけた行動計で測定しました。
その結果、猫は次の食事の時間が近づくと期待感に満ちたワクワク行動を行い、食べ終わった後は激しく動いた。
その行動量は食べた量ではなく、食べた回数に比例した。
つまり、食べる回数が多いほど、ワクワク行動が増え、食べた後の喜び行動も多いことになるので、肥満対策としては、意外にも?食べる回数を増やすことが有効だとアメリカの先生は提言されました
もちろん、食べさせすぎてはいけませんよと最後にコメントされているのがアメリカの先生らしい提言でしたが、この考え、とても素敵です。ワクワク行動というネーミングがアメリカでは根付いているのかと思うと少し心がほっこりしましたし。

猫は本来、必要な量を一日かけて少しずつ食べる動物ですので、できるだけ回数を多くした方がいいとは申し上げてきましたが、肥満対策としても有効となれば、安心して回数を分けて与えられます。
食べさせすぎとあまり始終ワクワクさせるのもどうかと思いますので、理想的な食事の回数は3~5回くらいかなと思いますが、肥満が心配な方は是非回数を分けて与えることをお試し下さい。
ただし、一日の総量は増やさないように注意しましょう。

ちなみに猫の24時間の食事パターンを調べたデータでは、食事の回数平均9.7回、1回の食事時間は2分、1回の食事量は1回6g、となっているそうです。
このデータは平均3歳の猫を自由採食させた得られたデータです。

猫と食事って面白いなぁと改めて感じた情報でした。
そのほかにもたくさん食事がらみのお話はあるのですが、また別の機会に。

写真ははるひこさんです。
前のお手てが素敵ですよ、はるくんや。
日向ぼっこが大好きなはるくん、今日も日なたに箱を置いてもらって大満足な表情でした。

高齢猫との暮らし方ポイント

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今日は高齢猫との暮らし方ポイントを簡単に、快適な老猫生活のためにどんなことに気をつけたらいいかをお伝えします。

写真は「家政婦は見た」ではなくて「なっちゃんはみた」的な写真が撮れたので掲載しました。
個人的にはこういう表情のなつみちゃんはとても凛々しくて好きです。

猫は何よりも自分の居心地重視、改めて老猫が大好きな場所で過ごせるように住まいを見直しましょう。
老猫が日々を快適に過ごすためには、適度な刺激と心地よいスペースを確保することが大切になります。

1 屋外がよく見える場所をつくる
老猫にとって、屋外の様子が見える窓辺でくつろぐことは適度な刺激になります。
カーテンを開けておく、網戸を使うなどしてあげましょう。(脱走注意)

2 高い所へ登れるようにする
猫は高い所が好きな動物です。高齢になっても登れる場所を確保しましょう。
ただし、猫も高齢になると、筋肉や関節の機能が落ち、思いがけない転落事故を起こすことがありますので、周囲の環境には十分注意しましょう。

3 安眠する場所を確保する
老猫は一日の大半を睡眠時間にあてます。健康のために睡眠は大切ですので、安心して眠れる場所を確保してあげましょう。

4 暑さ、寒さ対策をする
高齢になりますと体温調節が難しくなりますので、寒暖の差には十分注意しましょう。

続いては老猫で問題となる病気をいくつかご紹介します。
加齢に伴い体力や免疫力も衰えるため、病気には注意が必要です。

1 骨と関節の病気
10歳以上の猫の8割が何らかの関節異常が認められると言われます。
猫用のグルコサミン、コンドロイチンなどのサプリも販売されているくらいですから、歩行がおかしいと感じたら注意が必要です。

2 歯と口腔の病気
猫は口腔内に炎症を起こしやすいため、注意が必要です。
歯肉炎、歯周病、口内炎、腫瘍など多岐にわたりますので、口臭がする、口を気にする、食事の仕方に違和感があるかなどをチェックしてください。

3 腎臓の病気
老猫になると腎臓病のリスクが高まります。
痩せてきた、水を飲むことが多い、元気がない、薄い尿をするなどが症状にあげられます。
早めに対処することで深刻な状態になることを予防できますので、定期的な健診をお勧めします。

そのほか、心臓病、内分泌の病気、便秘など老猫ならではの病気がいくつかありますので、病気の早期発見のためにも日々の観察が大事になります。

また猫はいくつになってもハンターです。狩猟本能を満足させてあげることも大事なことですので、老猫にあった無理のない遊びをしてあげましょう。

10歳以上の老猫4人が在籍する我が家の老猫事情を見てみますと、やはり寝ている時間が増えたなぁというのが一番感じることです。
しかし、老猫だからとあまりベタベタし過ぎず、ある程度のお仕事はしてもらっています。
人同様で、やりがい生きがいも大事らしいので、窓の外を見ていたら「お疲れ様」って声かけます。
朝起きたら、対面でお食事をあげて、お水もくみたてを提供し、少しお話もするようにしてます。
それをしないと多分ずっと寝てますから、メリハリをつけるためにきちんと朝は起きてもらいます。
ただ、暑さ寒さには弱くなりましたので、冬場の時期はベットには湯たんぽやホットカーペットなどを使います。
ちなみに埃が舞うのが嫌いなので、エアコンやファンヒーターは使いません。

なつみちゃん、今年で6歳になります。
いわゆるシニアの入り口は7歳くらいと言われてますので、来年にはシニアの仲間入りです。
まだまだ現役バリバリのなっちゃんですが、関節の事とか注意してみて行こうと思っています。