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クッションマットにご注意を!!


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今日は是非注意して頂きたいことをお話します。

私が獣医師になってから、それなりの年月が経ちますが、その年月の中で異物による猫の腸閉塞を経験したことはたくさんではありません。
異物とは、ひもやおもちゃ、布などです。
それらを猫が誤ってというか好んで食べてしまい、それが腸に詰まって閉塞をおこしてしまいます。
完全に腸に詰まってしまうと、食べ物、水さえも通過しませんから、とにかく嘔吐を何回もし、閉塞の痛みからぐったりして場合によっては命の危機に陥ります。
腸閉塞の診断が下されたなら、麻酔をかけてただちにお腹を開ける手術を行い、異物を取り除きます。
猫にとってはとても負担なことです。

この異物による腸閉塞、ここ最近とても急増しました。
原因はすべて同じもの、この写真のクッションマットです。
ホームセンターなどてお安く手に入り、組みあわせ自由なため使っているご家庭も多いかと思います。
私も昔は息子の育児のために使っておりました。

しかし、このマット、猫が好んで食べてしまうことが分かりました。
写真下は、実際に腸閉塞を起こして、手術を行い摘出したマットの一部です。
クッション素材が確実に腸管にフィットして閉塞を起こしました。
幸いこの猫さんは手術後元気に回復して数日前に退院しました。
飼い主さんの許可を得て、写真を公開したのは、飼い主さんも私も同じような猫さんを増やしたくないからです。

4ヶ月、3歳、9歳など閉塞を起こした猫の年齢は様々です。
大人の猫だから食べないとは言えないのです。
おそらく噛み心地などが猫の好みなんでしょう、本当に危険なものだと思います。

私は猫を飼われているご家庭ではこのマットを使わないほうが無難だと思います。

皆様もぜひご注意下さい。
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続 ぶちおくんのお話 

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暑さも一段落、猫たちの食欲も戻ってきた今日この頃、前回意外と好評だったぶちおくんの続編をお伝えします。
息抜き程度にお読みくださいね。

あれからも具体的な対策が見つからずに定期的に我が家の猫たちを挑発しに訪れるぶちおくん、1階では5か所の窓に張り付き可能、2階にも瓦屋根を伝って窓に張り付き可能となりました。
つまり、1階に現れる、雨戸を閉める、すると今度は2階の窓に現れるという具合で、一度現れると本人が納得するまで、またはこちらが全て窓を閉めるなり、雨戸を閉めるなりで見えなくするまでご在宅でした。

ぶちおくんの挑発に一番乗るのが写真のさんたくん、我が家の外番長およびパニック部門断トツ首位の猫で、ぶちおくんが来ると一番興奮、パニック、ヒステリックとなり、その後の心のメンテナンスにも非常に気を使います。
さんたくん、現在、心を落ち着かせるサプリ内服中(ミルクプロテイン主成分、けっこう効きます)です。

そして、そのさんたくん、ぶちおくんが網戸に穴開けて入ってこようとした時に、慌てて窓を閉める私の手をぶちおくんと勘違いして本気咬みしてくれました。
久しぶりに、猫にガッツリ咬まれました~。
長いこと獣医師をやっており、最近は咬まれなくなり、猫の習性も熟知しているつもりでした。
飼い主様にもパニックを起こした猫は飼い主を判断できないので気を付けて下さいと何回も申し上げてきました。
しかし、私に油断があったんですね、本当に久しぶりに本気咬みされて、私も猫の本気を再認識しました。
ちなみに四本の犬歯が全て手に食い込みましたので見事にはれ上がり、手がドラえもん状態になり病院送りとなった私、今は完全に治りましたが、さんたくんの雄姿(咬まれ跡)永遠に残る感じとなりました。
皆様も猫のパニックは本当に注意して下さい。
絶対素手では近づかず、タオルでくるむなどして対応して頂けるといいかと思います。

写真のようにさんたくん、毎日外番厳戒態勢が続いております。
さくらの遺影に見守られながら、外を監視する熱いまなざしが痛いくらいです。
話しかけても申し訳なさそうな顔して(一番下の写真)「ごめん、今仕事中だから」と外番を続けます。

とりあえず、ぶちおくんが現れると片っ端から窓を閉めて行くというスタイルを取り続けた結果、最近の出没頻度は減ってはきました。
猫ですから、飽きれば来なくなる可能性も大、地道に窓しめ作戦を続けたいと思います。

ぶちおくんを通して、猫(さんたくん)の本気の強さを知り、とても勉強になりました。
日々、猫を通して勉強、修行の連続です。

最後に、さんたくんに対する愛情はゆるぎありません、今も昔も大好きです。