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猫の鼻のお話

お久しぶりになりまして申し訳ありません。
本日は猫の鼻のお話です。
犬ほどではありませんが、猫の鼻も実はかなりの能力を持っていますし、猫自身も鼻に頼った生活をしています。
鼻の大切な役割として、においを感じる、呼吸(猫は犬と違いほとんど鼻呼吸です)、人同様空気中の埃、ウイルス、細菌などの侵入を防ぐ、空気の冷たさで温度を感じるなどがあげられます。
その中で猫の嗅覚にクローズアップ。
猫の嗅覚は物にもよりますが、人の数万倍以上なのです。
ですから、ご飯の場所や他の猫の臭いなど嗅ぎ分けるのはお手の物。
2017年6月の記事「猫の目」に記載したように、猫の視力は弱く(動体視力はすごい!)、目の前のものを判断するときに嗅覚が先に働きますし、嗅覚に頼ることがほとんどです。
日常からのこぼれ話として、私は病院に着てくる服、作業服、靴などは他の猫の臭いがいっぱいなので、気を付けないとトラブルのもとになります。
作業服などはその辺に置いておけば一時間以内にさんたくんのオシッコが追加されてあります。
さんたなりの抵抗なのです。
靴も同様です。靴箱は家の外にあり、決して家の中に持ち込みません。
間違って玄関内に置いておいて、靴の中にオシッコをされたことが5回以上。
でもさんた(写真)のことは責めません。
また、検査などで家の猫を病院に連れてくると、やはり病院の臭いが猫について、家に帰宅すると大変な騒ぎになります。
いちお、形で仲間の猫だと認識するも、臭いを嗅いで
「ムム、これは兄貴じゃない」「シャー、シャー」と威嚇して、困った困った「あお~ん」と泣き叫ぶさんた
さんたはここでも持ち前の神経質を発揮します。
そして、病院から帰宅した猫の脱臭に大体半日くらい、その後は普通に戻ります。
また、猫特有のフレーメン反応(馬もやります)を知ってますか?
猫が独特な臭いを感じるときに、口を半開きにして、一瞬とまる表情です。
我が家の場合、オシッコなどの臭いでこの反応をするのでカーテンなどの臭いを嗅いでフレーメン反応している猫を見かけると、慌てて人間がカーテンの臭いを嗅いで鼻をつまむという一連の流れが後を絶ちません。
さんたがねぇ、外に野良猫を見かけると、パニックなってカーテンにオシッコをするんです。
「こっちくんな」という気持ち、自分の臭いをかけておくことで縄張りを主張したいのでしょう。
これもまたさんたを責めれません。
猫の嗅覚ネタはまだまだありますが、今日はこの辺で。
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びびりな猫のお話

こんにちは。
いよいよ冬将軍到来の予感がする今日この頃、いかがお過ごしですか?
今日は単品シリーズみーちゃん編です。
単品シリーズは一人の猫様をクローズアップして、こんな猫もいるんだな、ということを知って頂ければと思い企画してみました。
ご好評頂ければシリーズ化致します(笑)
単品シリーズのトップバッターは間違いなくこの猫、我が家一番の変わり者をご紹介いたします。
ですから今日ご紹介する内容は少数派の意見として聞いていただければと思います。
美優(みゆう)と名付け、可愛く優しい女の子に育って欲しい、そんな飼い主と真逆の生き方をし続ける個性的なみーちゃん。
名は体を表すなんてどこ吹く風、自分のことしか考えないわがまま大魔王。
トンネルの入り口に捨てられたみー、愛犬(40kg)の散歩中の私にひるむことなく接近
みー「すみません、捨てられちゃって」と大泣き、ひるむ私と愛犬
さらに愛犬のすねにしがみつきそのまま一緒に帰宅、この時点で変わり者感半端なし
帰宅後、キレイに洗って、睾丸を確認するもなし、女の子と判断し、ポロちゃんに養育係を委託
数カ月後、
ポロ「あの子すごいやんちゃなの、本当に女の子?」
私、お尻をみる、立派な睾丸が二つついている・・・。
女の子だと思ったら、男の子だったという大失態
生後間もない猫は睾丸がまだ降りてないこともあり、まれに雄雌の区別がつかないことがあります。
そうは知ってても本気で間違えた。
ですから、今は雄雌の鑑別は生後二か月を過ぎてから断言するようにしてます。
今更、名前の変更が聞かないみーちゃんはその後すくすく成長しました。
しかし、いろいろ問題が発覚します。
まずは、腰骨の数が1つ足りない、通常腰骨が7つです。
みーの見た目、非常に胴短いのはこのためだったようです。
次に、爪が出っ放し↓

猫の爪は靭帯で出し入れが可能になっており、通常爪は引っ込んでいて、歩行時に爪の音はしません。
猫は肉食動物で狩りをしますから音が出ては獲物に気づかれるためNGなのです。
みーちゃんはいつでもカチカチ爪の音を鳴らしながら、上機嫌で歩いています。
野生では生きていけない感満載です。
そして、その性格も極めて個性的。
みーは、怖がりで内向的。
極度の寒がりで温かさを求めるためだけに頭が回転します。
それ以外は全く興味がない人生です。
一度窓が間違って全開に開いてしまった時、みー以外は全員外に出ましたが(捕獲が大変でした)、みーだけは家の中で日向ぼっこしてました。
また、外に野良猫が歩いていても、みーには見えない、他の猫は「敵機襲来」と興奮して右往左往する中、みーだけはこれまた日向ポイントを探して背中の甲羅干しに余念がありませんでした。
そんなみーも13歳になりみーのいる部屋に待望のコタツを買ってあげました。
本当に嬉しそうな顔をして喜んだみー「いいの、いいの使っていいの?」
私「みんなで仲良く使うんだよ」
それ以来、コタツの住人とかし、用がないと出てこない、しかも誰かが入ろうとするとコタツの中からパンチを繰り出し拒否
結果みー専用コタツとなり極めて不経済
みーは男の人が嫌いなので父の前にはあまり姿を見せないのですが
父「最近、みーを見ない、死んだか?」
私「元気だよ、コタツから出ないだけ」
というぐらい、電気を入れてなくてもコタツの仙人となりつつあるみー
ハロゲンヒーターもこよなく愛しているみー↓

みーちゃんは本当に変わっている猫です。
他の猫の、面倒をみることもなく、まして、さんたのように外を監視するお仕事もなし。
窓の外を生まれてから見たことは一度もありません(本当にありえない)
基本、無職、自分の暖をとることに一生涯をかける男みー
腰骨も爪も奇形ですが、寿命に影響することなく、今のところ元気に暮らしています。
最後に黒猫検定です。
左右どちらがみーだかわかりますか↓

私はこんなみーちゃんも当然ですが、こよなく愛しています。
息子が生まれて4年、息子が一度も見たことがない唯一の猫です。
息子の気配を感じると速攻逃げる。
息子が幼稚園に出かけて留守にすると鼻歌を歌って家中を歩くみーちゃん
良くも悪くもあっけらかんとしているのがせめてもの救いです。
今日は、愛すべき変わり者で書いてみました。
長い文章をお読みいただきありがとうございました。